Base camp to Tilicho Lake to Base camp 4hrs
6時に起きてTilicho lake 日帰りの準備をする。小さいリュックはTimangに置いて来たので腰からぶら下げて後はポケットに詰めるスタイル。
宿は静かで他のトレッカーの気配もあまりしない。みんなまだ寝てるの?もう出発したの?
日帰りにするかBase campに帰ってから先に進むか決まっていなかったから、宿の人には昼までに帰ったら今日チェックアウトするかも、と言って7時ごろ出発。
Tilicho lakeへの道のりは地元の馬のgrazing ground 草をあたえるばしょ?になっている。馬の飼い主が日向ぼっとしているところ写真をお願いする。
今日はやたらインド人とネパール人のトレッカーが多い。山歩きに慣れていなそう。結構抜かす。
その中の一人に「お願いだ。水が欲しい。」と言われた。
「自分のはどうしたの?」
「友達4人出来たんだけどみんな途中で帰っちゃって水も持って行った。」
「私も自分の分ちょっとしか残ってないよ。どこかのグループのガイドに聞いてみた方が良いと思う。ガイドならきっと余分に持ってるから」
見てたらちょうど次にすれ違ったグループのガイドに少し分けてもらったみたいで、私も罪悪感なく登り続ける。
馬ちゃん達がかわいい。Tilicho lakeまで載せて行ってくれるサービスもあるみたい。
9号目辺りの風景。トレッカー達が残して行くペットボトルの溜り場。これは果たしてここで燃やしているのだろうか。気になる。
そこからすぐフィリップとすれ違う。
「早いねー。もう帰るの?何時に出て来たの?」
「4時45分だよ!何でそんなに早くないと行けないか分からないけどポーターに叩き起こされたから仕方ない。」
珍しい。フィリップとは何度か同じ宿に泊まったことあるけど大体私が出発する時にしたくし始める男だ。誕生日は3日違いだし歳も一個しか変わらないから何となく親近感がある。
世界で一番標高が高い湖だと言われている。人類が発見した中での話しだけど。
ここで短パンで駆け登りながら写真を撮っている男の人を見かける。きっと自分の写真も取って欲しいだろうと思って話しかける。
何と彼は変人だった。完全にいかれている。パトリックくん。
旅好き山好きウルトラマラソンランナー。もはやトレッカーではない。ランナーだ。今日もナマンを4時に出発してTilicho日帰り。マナンに戻るらしい。トレーニングのためらしい。何のトレーニング?
「ACTを走って速さを競う記録の世界記録を目指そうと思って。70時間ぐらいだったら出来ると思うから。」
普通の私みたいなトレッカーが寄り道せずに歩いて10日はかかるところを70時間で走る。サポート有無でジャンルが変わるらしい。彼はサポートありの記録を目指している。今回は仕込みに来ているとのこと。下見では無くて仕込み。箇所箇所にエネルギーサプリや電解質を置いて来て宿のオーナーなどにサポートをお願いしながら回っているとか。ACTはultraの世界では割と有名何だとか、知らんけど。
私が声かけてだいぶの寄り道になってしまったみたいだけど、誰もいない湖の水が触れるところまで行って写真たくさん撮って、おしゃべりして、ドローン飛ばして(何とドローンを持って来ていた!)多分1時間半ぐらい引き止めちゃいました。
帰ろうと15分ぐらい湖の下から登ったところで、私が帽子を忘れたことに気がつく!
あーもうあんなところまで取りに行けないよ。どこかで買うわ、しかたない。と諦め入っていたらパトリックが、
「トレーニングになるし俺が取ってくるよ!」
と、かけ降りて取って来てくれました。
そのお礼を雪の上に書いた。
本当に助かったからとりあえず褒め叩いて、彼はマナンに走って帰って行った。
ドローンの動画が早く見たい。
パトリックのインスピレーションを受けて、私も一旦ホテルに戻ってランチを食べた後反対側の丘に登りたくなって午後の散歩に行くことにした。上からのbase campの様子。
夜はダルバートをやめてスープとオムレツにした。ダルバートは美味しいしお得感はあるが食べ過ぎるに注意。
今日はよく寝れると良いな。
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