Day in Pokhara

どんなにたくさん寝たくても7時半には起きてしまう。

今日のミッションの一つは水晶。

旅行に来る前に患者さんの奥さんに頼まれごとをされた。ヒマラヤの水晶を買って来てほしいと。水晶の知識がない私にとってはかなり悩ましい頼まれごとだ。

とりあえず現金が切れそうだったので両替屋さんに行く。両替屋さんのSochinさんに良いクリスタルを売っているところを知らない方聞いてみると、友人が扱っている店があるので紹介しても良いが、自分も知識がないから求めている物かは分からないけど、と言われる。

他につでがないので行ってみることにする。

Imranさんのお店。いろんな種類のクリスタルが置いてある。知識豊富で自身もストーンヒーラーであった。

ヒマラヤ水晶についてのプチレクチャーをしてくれた。それを元に良さげなクリスタルを選択する。手に取るクリスタル一つひとつを詳しく解説してくれる。産地、タイプ、何チャクラに効くか、など色々と。

色んなのを触っているうちに自分用にも欲しくなってしまう。全然興味なかったはずなのに。

Imranとクリスタルの力。怖いわ〜。

「あなたもこれがきっかけでクリスタルを理解し始めたら色んな質問が出てくるからその時は私に聞きなさい。あなたはきっと問い合わせてくると思うよ。」と言われながら店を後にする。

コーヒーとランチをしながらブログのアップデートをしていたらタパから連絡が。充電器を届けてくれるらしい。

わざわざLandrukから届けてくれた充電器。助かります。

お礼におラッシーをおごる。本当は夕飯でも奢りたいところだが、実は夜は次のミッションが待っていた。

Tilicho Lakeで出会ったPatrickくんが今ちょうどACTを最初から最後まで走っていて世界新記録を目指している最中なのだ。このまま上手く行けば夜の7時か8時にはゴールイン。せっかくだから目撃してあげようかなと思っていたのだ。

「ゴール地点のNayapulまで往復したいのだけれどもタクシーいくらすると思う?」

とタパに聞いてみたら

「良かったら親友のタクシー運転手を紹介するよ。」

とすぐ連れて行ってくれてNayapulに向かって出発する。

またまたタパにお世話になる。

Nayapulは雨が降っている。6時半頃到着してゴール地点の下見に行く。

Patrickにはゴールで待ってるからねーと連絡すると、7時半過ぎると返ってきた。タクシー運転手に成り行きを説明していると色んな人達が話を聞きにきて、何回も下手なヒンズー語でPatrickの話を繰り返すハメになる。

タクシー運転手を始め、あまり信用してくれない。

「本当にこんな時間にトレックを終えて来るの?」

「Gorepaniを5時半に出たなんて、後3時間はかかるでしょ!」

「今彼はどこにいるって?本当に連絡取れてるの?」

みんなは分かっていない。

Patrickはウルトラマラソン選手でアンナプルナトレックの世界記録を目指して今走っているんだ。

タクシー運ちゃん、お腹もペコペコで段々不機嫌な様子に。

Patrickは8時過ぎにやっと到着。記録を2時間更新して66時間台でゴールする。221kmを66時間で走り終える。正確な時間は知らないが世界新記録を更新したことには間違ない。

Congratulations Patrick!

君はすごいよ。よくそんなことをしようと思いついたよね。そして有言実行。素晴らし過ぎる。おめでとう。

移動の手配や宿の手配は何もしていないと言うので私のタクシーに乗ってPokharaまで移動して同じホテルに泊まることに。

パトリック、走り切ってヘトヘトかと思いきや意外と普通。昨日のダルバートを食べに行って夜の1時半までおしゃべり。

ミッション達成。おやすみ。

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