初めてのチェックポイント。カトマンズで初日に取ったパーミットをここで見せる。
ここ最近は1日200人以上通過するらしい。でもほとんどがジープで通過してるからまだ全然混んでる感じがしない。Manangから先が恐ろしい。
ここまでにするかどうしようか迷う。13:30。疲れ度はピーク。う~ん。でも今日は雨も降りそうに無いしな~。
ヌードルスープでパワーアップしてから先へ進むことに!
本当ちょっとの滞在だったけど「次もまた寄るんだよー」と言ってくれた夫婦。次回も寄っちゃうかも。地味に美味しかったし。
こんな自撮りをしていたらディディ(お姉さん)も興味を示してくれた。
大体1分以上話すとダメだね。同じ話になってくる。
彼女は52歳、2年前に下の村の家が川の氾濫で流された。それで娘はカトマンズに出稼ぎに行った。自分はこの小さなお茶やさんやってて何とか食い繋いでいる状態。娘は日本に行きたいけどお金が無いとビザが下りない。
「お茶でも飲んで行って。バナナはいらない?ビスケットもあるよ。」
お腹いっぱいだし、早くTimangに着きたいし、バナナ買ったところで娘さんが日本に行けるわけでも無いし、ごめんねディディ。
「だったらTimangで親戚がやってるHappy Homeて言う宿に泊まって。ご飯美味しいから。」
OK、Happy Homeね、分かったよディディ。
罪悪感を感じながらTimangへ向かう。
ヒンズー語が分かることでだいぶコミュニケーションが取れている。最後インドに行ってから多分8年は経っているのに割とスラスラ出てくるヒンズー語。自分でも関心するぐらいだ。
ネパール語とヒンズー語は大体3割4割被っていて同じデヴナガリー文字を使う。インドに出稼ぎに行ったことある人も多いし、インド映画を見る人も多いからか、英語よりは幅広く伝わる。
助かることも多いが裏目に出ることも多い。大体が家族のことを話し始めたら速やかに進んだほうが良い。最後は日本人なら金をくれ、に繋がって行くから。
やっぱり日本人はカタカナ英語ぐらいが無難なんだわ。
Timangまでの苦しい上し坂をのろのろと歩いていたら、バイクが止まって私を待っている。(写真は別)
「疲れてそうで心配だから乗って行きなよ。俺は仕事でChameまで行くんだ。」
「え?マジ?Timangまで乗せて行ってくれるの?いくらで?」
「いくらでも良いよ。君が思うままで。」
「ガソリン代として500ルピーとか?」
「いいよ。なんか疲れてそうだったし、俺の妹の面影あるし、良かったら乗って行って。俺の名前はナヴィーンだよ。」
交渉成立。
今まで何十台とバイクやジープが抜いて行ったがこれは初めてのオファー。人も良さそう。
疲労感MAX。もう歩きたく無い。全てがだるいし体が重い。3時過ぎだし日もくれる。
うん?でも待てよ。私は歩きに来たはずだ。トレッキングとは歩くこと。歩けないのならDanakyuに泊まるべきだったよね?
誘惑とはこう言う形で現れるのか。甘い砂糖で包んだ毒の様に。
「ありがとうナヴィーン。でも歩くために来たんだから大丈夫だよ。止まってくれてうれしかった。」
一応言っといた。
約束通りHappy Homeへ。
な、なんと、この山中にエスプレッソマシーン?
カプチーノ頂いちゃいました懶
写真まで待なくて一口飲んだ後だけど。
これがまた感動の一杯‼️
泡のきめ細かさ、熱すぎない温度、絶妙な苦さ。本当にクォリティー半端ない。感動。
そしてダルバートもこれまでのと比べてダントツ一位。
Timangまで歩いて良かった〜。そしてHappy Homeに辿り着いて。
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